及川くんは、高校の2、3年と同じクラスで成績も良くて温厚で優しくて、クラスの中心的存在だった。 地味で目立たないタイプだったあたしを、なぜか色々気にかけてくれて、当時のあたしには、そのことがとても不思議だった。 もちろん、准さんも及川くんのことは、覚えているだろうな…、 なんてまた、准さんを想う、あたし。 歩道にいつまでもしゃがみ込んでいるわけにもいかず、『とりあえず』移動したのは、場所こそ違うものの准さんと女の子を見かけたあの、バーガーショップ。