君とベビードール





はいはい。全て先生の言うとおりにしますよー。



胸の中で呟きつつ、あたしも車を降りた。



階段をたんたん。って、上がる先生の靴音に、あたしも着いて行く。



先生の部屋はどうやら、二階の右端らしい。



ドアの鍵穴に、鍵を差し込んで、ドアを開けた先生は、




「どうぞ。」



あたしを先に入れてくれた。



「おじゃまします…。」



なんだか、ドキドキするよー!




思っていたら、



「…びくびくせずに、中に入りなさい。」



とか、言われちゃってます…。