君とベビードール




「ごめんな…さい」



ちいさな声で呟いて、やっと歩道の隅に移動した。



ぐったりとした体は熱を帯びていて、熱い。



あたし、どうなってしまうんだろう…?



そのまま歩道に沈み込む。



ずっとずっと、地の果てまで落ちていけたなら、楽なのに…



准さんのいないとこまで。



あたしはこんなに臆病だったんだなぁ…



止まりそうな思考で、ぼうっと考えた。



歩道に座り込んで、ひざこぞうに頭を沈めるあたしに、話し掛けて来る人なんて、いない。