緩やかな気持ちで、外を眺めていた。
普段着の准さんも、もちろん格好いいのだけれど、仕事用のスーツ姿も惚れ惚れするほど格好いい。
スーツ姿の准さんと歩いていたら、みんなが振り返るのがわかるほど。
「こんな格好いい人と、あたしは釣り合っているのだろうか?」
不安をそのまま口に出したあたしに、
「全く、紅湖は自分の魅力に無頓着だなぁ。」
またいつもの手のひらつっぱりをあたしのおでこにかまして、
「紅湖ほど、可愛いと感じる子は、僕には他にはいないよ。」
優しく微笑んで、あたしを安心させてくれた。
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