君とベビードール





もう!教習所かっ?!



早く着け~、早く着け~!!




願うのはそればかり…。



「…君は、もう一度教習所に通いなさい。」



なんて、言われましたけどもっ?!




あたしの横で、はぁ。なんて、ため息吐いちゃってますけどもっ?!




おのれ~~!もう、絶対乗せたりしないっ!!



心に誓えば、



「…君、今、金輪際僕を乗せないと、誓ったでしょう?」



――え~っ!バレてるし…。



「って言うか、僕も金輪際乗りたくないよ。君の運転する車には。危なっかしくて、見てられないよ。」


また、優雅にため息吐かれちゃいました……。