君とベビードール





玄関に2人で突っ立っていて、お互いにだいぶ体が冷えてきた頃、




「…先生、そろそろ寒くなってきたから、部屋に上がりましょう。」




切り出した。




「君は、寒いのかい…?僕は君の熱で暖かいけど。」



なんて、余裕で笑う先生に、




「もう!本当に入りましょうって!ご飯も用意してあるんですよ?」




あたしも、笑いながら答える。





「おぉ。それは、嬉しいなぁ。」




言いつつ、先生はあたしを抱き締めたまま、靴を脱いで、部屋のドアを開けた。




ただでさえ、狭い空間を抱き合ったまま進む。