君とベビードール





「急に黙って、どうしたんだい?」



先生の問いかけに、上手く答えられる自信がなくて、




「…いえ。なんでもない、です。」




言った途端、




「!うおっ?!」




まただよ。先生の手のひらつっぱりが、あたしのおでこに、炸裂です。




「君の悪い癖だよ。治しなさい。そうやって、溜め込む必要はないよ。特に、僕の前では。不安も不満もちゃんと、僕が受け止めるから。」




あたしの目を見て、あたしに視線を合わせて、しっかり頷いてくれた。