次の日、
「おはよう。三上さん。」
「おはようございます。」
うちの制服の学ランを着ていた。

「三上さん、下の名前、何?」
「結菜です。」
「じゃあ、今日から結菜って呼ぼう。
 あと、敬語やめてよ。同じ歳なんだし。」
「うん。」
「自転車、後ろ乗って。」
「いいよ。自分で行く。」
「はい。乗って。」
渋々乗った。

一緒に登校した。
周りの目は、びっくりしていた。

担任が声をかけてきた。
「おはよう。水沢くん。来てくれたんだ。
三上さんありがとう。」
「いえ。私は何も。」
「俺、結菜の隣の席がいい。
 変わって。」
「はい。」
と、強引に隣の席に座ってた。

どうやら、みんな、水沢くんがコワイらしい。でも、私は、コワくなかった。むしろ、優しい人だと思っていた。

その日から、毎日学校に一緒に登下校していた。下校後は、私はバイトに行ったり、ラーメン屋を手伝って、たまに、水沢くんの仲間も来てもラーメンを食べて帰っていた。
暴走族の集会とかもあるらしい。