「俺、今年、総長は引退する。
 それで、親父の会社に就職させてもらえるように、大学に行こうと思う。
 それで、結菜にお願いがある。」
「何?」
「あのさぁ、親父のとこに行くのついて来てくれない?1人じゃ、上手くやれない気がする。結菜に一緒にいて欲しい。」
「いいよ。」
「ありがとう。」

詳しい心情は聞かないことにした。
潤が決めたことを信じていたから。

後日、潤自身で、会社に電話し、アポをとっていた。