きっかけは、簡単なもの。
「これ使う?」
「いらない」

そういう会話だった。
置いといてといえばいいのに、口が悪い母のせいな気もする。

夜中隣家から
「要らないって聞こえたから」と泣き声が聞こえた。

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近所に住む中国人が、
ごみ袋を一旦玄関に置いておくと『あげる』と勘違いして持っていってしまった、というニュースをこの前みたばかりだ。

にたような発想か、同一人物なんだろうか。

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道ですれ違ったレッカに聞いてもないのに
『中国人はあの人』
と、その横にいた女の子
(ここからは壁に隠れてて見えなかったけどたぶん)

にたいして言われた。
何から得た発想で、その話には国籍がどう関係するのか教えてもらおう。
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大体、レッカって、どこ住みなんだ?
話したこともないボクについてなぜそんなことを言うんだ。
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昼間、休みだったけどなんかパンでも食おうかと出掛けた。

怖い顔のじいさんが、隣家に入っていったと思ったら
「そんなことしていいと思ってるのか!」
と雷みたいに怒鳴る声がしたんだよ。
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聞いた。私も、聞いた。
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この前も、白髪のお婆さんがその家に入っていった。
「いい? 返しなさいね?」
何度もそんな念を押していた。

はいはい、わかったからと女がわずらわしそうに断る声も。

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