「あのさ、今言うからよく聞いて。
 成功したら、当分の間、シンガポールに行くことになる。梨奈についてきて欲しい。
 俺と結婚してくれませんか?」

婚約指輪を見せられた。
「え?」
「いやか?」
「嫌なわけないじゃないですか。嬉しいです。」
号泣した。
「また、泣く。」
「ホントですか?」

「こんな俺ですが、俺と一生一緒にいてください。」
「はい。」