「梨奈、これからの俺のスケジュール。」
手帳にびっしり書いてあった。
「これは、梨奈用だから見といてね。俺は俺で持ってるから。これから、増えるようなら書き足して。
まずは、俺のスケジュールの把握ね。
あと、スマホ。コレは仕事用。今のところの必要な連絡先は入ってるから。」

「はい。
わざわざ用意してくれたんですか?
ありがとうございます。」

「じゃあ、ご褒美に、チューして。」
「は?」
「冗談(笑)でも、ミスしたり、ムカついたら、罰を下すから。気をつけて。」

『ヤバ。ミス出来ない。怒らせてはいけない。なんとかしなきゃ。』