「俺と付き合って下さい。
今度はお試しじゃなくて。」

「ズルい。」
「俺は卑怯な男です。
 でも、そこまでしてもえりなさんに振り向いてほしくて、なんとか頑張ってました。
 こんな俺じゃやっぱりダメですか?」

「ダメじゃない。圭太くんが好きです。」
キスをされた。ギューッと抱きしめられた。

「よかった。頑張った甲斐ありました。」

家に送ってもらった。
「あの、泊まっていってもいいですか?」
「いいよ。」