気持ち悪い……




「春……顔色が……」

「悪ぃ……保健室行ってくる」




吐きそうだ……






「あれ?春せんぱ〜い」



保健室に向かう途中永和が駆け寄って来た




「先輩、体調悪い?」

「あぁ、気持ち悪くて」

「保健室付き添います」

「いや、いい。1人で」





断ったんだけど



「ひさ……」





永和は俺を抱き抱えた


永和の匂い……落ち着く……




このまま傍に居たい





「保健室まで俺が運びますから寝てて良いですよ」

「……おぅ。頼んだ」





安心する


俺は永和に身を任せてそのまま永和の腕の中で眠った