キミは掴めない。



できることなら、わたしも頑張ってみたい。


少しでもクラスのみんなの足を引っ張らないように。

それに、自分に自信もつけたいし。


そう思って千尋ちゃんにお願いし、早速明日から放課後に練習することになったんだけど……。




「───で、なんでそうなんの?」


次の日の放課後。
学校から一番近い公園。

そしてわたしの目の前には、呆れ顔の清瀬くん。


問題のわたしはというと。


「縄跳びのヒモで絡まってる奴初めて見たんだけど」

「わたしもまさか自分がこんなにできないとは思わなかった……」


足も手も、何故か縄跳びのヒモで絡まって身動きが取れなくなっていた。


「美瑚ちゃん、人見知りに加えて運動音痴とか笑えないよ?」

「……返す言葉もありません」


ったく、なんて呆れながらも、清瀬くんはしゃがみ込んでヒモを解いてくれる。