「決まり。奴隷ちゃん。」
近寄ってきた。

『何?』

眼鏡を取ら、じっと見られた。
「何?」
「へー、桜木さんって、もしかして、モデルのYUNA?」
「そうです。」
「超売れっ子じゃん。すげー。」
「眼鏡返して。」
「どうしよっかな。」
「返して。」
「はい。どうぞ。」
「じゃあ、優菜。俺の言うことは絶対だからな。覚えといてね。ああ、でも、仕事の邪魔はしないから安心して。」
松井里玖は、屋上からっ出て行った。

『あいつムカつく。最悪だ。あんなやつに知られた。』