マネージャーが帰ってきた。

「おきたんだ。大丈夫?」
「はい。ご迷惑おかけしました。」

「流星くんのマネージャーに近づかないように行ってきた。仕事上、どうしても・・・以外は断るから。どうしてもの時はそばから離れない。もう大丈夫。」

「ごめんなさい。」

「ご両親には、うちに泊まるって言ってあるから、ゆっくり休んで。」
「ありがとうございます。」

「理玖くんありがとう。」
「いえ、俺も朝までいていいですか?
親に、友達んちに泊まるって連絡したんで。」
「ありがとう。」

朝になり、マネージャーに送ってもらった。

私は、その日から理玖からのLINEも返せないでいた。
学校でも避けるようになった。

『理玖が好き。
 だけど、私は理玖を裏切った。』
そんな気持ちでいた。