目が覚めた。
頭痛い。

「優菜、よかった。」
「理玖、なんで?
あれ?マネージャーの部屋。」
「バカ、あれほど言ったのに、心配させやがって。」
ギューッと抱きしめられた。

少し思い出してきた。

「ごめんない。」

「たまたま、塾帰りに歩いていたら、お前のマネージャーが勢いよく、声かけてきて、
探してたから、一緒に探した。
流星ってやつの行きそうな場所を手当たり次第探して。見つけた。
 マネージャーが車で送ってくれて、流星のマネージャーと話つけてくるから、一緒にいてやってくれって。」

「そうだったんだ。私。」
「大丈夫。なにもされてない。」
涙が出た。
「俺がそばにいる。」