「今日、俺んち来いよ。」
「あ、うん。」
駅で自転車を止め、電車に乗り、里玖の家に向かった。

里玖の家についた。
「でか。」
「うち、親が2人とも医者で・・・。」

「どうぞ。」
里玖の部屋に通された。
「それで、流星ってやつとは、どこまでやったの?」
「何もしてないよ。」
「うそ、優菜のうそなんてバレバレなんだよ。正直に言え。」
「キスされて、デートに誘われた。でも、彼氏いるってちゃんと言った。」
「俺のこと話してくれたのは、嬉しい。
 でも、キスさせたんだな。」
「不意打ちだったから。マネージャーがトイレに行った瞬間で・・・。」
「でも。その距離にいたんだな。他の男の近くに・・・。」
怒ってる。
「許さない。俺以外の男に触れさすなんて。」

ベッドに押し倒された。
「制服のボタンを開け、胸元を強く吸われた。
 俺の物である印だ。ホントは首筋にしたかったが、モデル業に支障ででるから、ここで我慢してやる。」

「あと、そいつとのキスを俺で塗り替える。」
キスをされた、深く・強く・長い時間。
「あぁ」
声が出てしまった。
「気持ちいのか。可愛い声。もっと、いじめたくなる。」
その後も続いた。唇が腫れるかと思うほど。
でも、嫌じゃなかった。気持ちよかった。

「今日はこれくらいにしといてやるよ。」

夜になる前に、自宅まで送ってくれた。
「じゃあな。」
「ありがとう。」