次の日の昼休み、
「優奈。昨日、他の男と店入って行ったよな。」
見られてた。
「違う。2人で入ったけど、マネージャーも後からきたから。」
「ふーん。でも、2人の時間があったわけだ。」

「・・・。」

「お仕置きの時間が必要だな。今度、仕事の休みの日、教えろ。」
「明日です。」
「明日の学校の後、俺と過ごせ。命令。」
「はい。」


次の日の学校終了後、校門で里玖が待っていた。
女の子たちに囲まれていた。
「優菜。」

『女の子たちの前ではやめてよ。』

駆け寄ってきた。
「こいつ、俺の彼女なの。そういうことだから。バイバイ。」
「優菜。行くよ。」
自転車を引きながら、連れて行かれた。

「あんなこと言っていいの?学校1の人気者がこんな地味子となんて・・・。」
「いいんだよ。人気者も飽きた。それより、優菜がいればいい。」
正直、嬉しかった。
あんなに嫌いだったのに、
いつの間にか、里玖に惹かれていた。