君のこと、釣ってもいいですか?

もう動悸はなくなったはずなのに

私の胸はまた音が鳴りだした。

「お、かかった。」

詩くんが竿を操ると

魚が食いついた。

「ほら。」

詩くんは私に竿を渡した。

「え…!え!?」

わからず慌てていると

詩くんは教えてくれた。

「ここ持って巻くだけだから。」

「は、はい!」

私は必死になって糸を巻いた。