だんだんと兄ちゃんの言うとおりに、飛べない小鳥、はぐれ鳥になってゆく。 でも、さあー。 一生の内、本当に好きな男と出会えるなんて 夜空に沢山ある星から一番星を見つけるような奇跡だと知っている。 まして、二度、三度なんてあり得ないこと。 もの心ついた時からそう信じて天を見上げてきた。 もう、二度目の本気で恋せる一番星なんて、現れてくれないのだろうか。