一雄と別れてからの寂しい日々を思い出してしまう。 「幾人かの男の人と出会いはあったけど」 「お茶飲んで」「食事して」「映画見て」 「そして、メリーゴーランドでおしまい」 「本当ですって」 「言い換えるとね」 「ホップ、ステップ、ジャンプ!それからそれから、失速みたいなもの」 「本当は、その後が楽しいはずなのに……」 友人とそんなボヤキばかりしていたと言うのに。 「ああロミオ、あなたはなぜロミオなの」 今や、頭の中は、すっかり、美しいお花畑となっていた。