「よろしければ……」おっかなびっくりやっと言葉にしてみた。 ふだんはそんな丁寧な言葉使いなんかしないのに。 もう、引き返せない道を選んでいく。 「今夜の夏あかりイベントへ行きませんか?」 「ひとりでは行きづらくて」 そこには、いつもとは違うもうひとりの自分がいる。 どこにそんな勇気があったのか。 デートと言えるなら、生まれて初めて自分から誘ったもの。 男はそんな心の動揺を感じ取ってくれ 照れながらも 優しい言葉を返してくれる