「そろそろ帰ろうよ、明日朝早いからさ」
そう言いながら先にレシートを持ち、室内の会計どころに向かう。
もう、涙がこぼれて、どうして良いか分からなくなっている。

頭の中で、2人の男の顔が交叉して浮かんでくる。
最後に大きく見えているのは、あの白い服を着る男だった。