***** あんなことがあってから… 金沢の寒い冬、そして美しい春 あっという間に通り越してしまう。 もちろん、新たな恋の空を 思い切ってハングライダーで 飛ぶことなんてできていない。 心の奥底にある鳥かごの中は、 ボヤキ言葉でいっぱい。 もうちょっとで溢れてしまうほど。 お見合い相手から届いた手紙には、 「本当に残念です」 「お断りなんかしたくはありません」 「恋人未満、いや、友人でもOK」 「ゆき乃さん、ご連絡待ってます」 そこには、優しい言葉が綴られていた。