「しょっぷんぎゅ、もーる」
ミカがもう一度そう言った。
「しょっぷんぎゅ、もーる」
わたしはミカの言葉を繰り返す。
「しょっぷりん、もーる」
「しょっぷりん…?もーる」
…なんか変化してる!!
「しょっぴりん、もーる」
「しょっぴりん…もーる」
「しょっぴんぐ、もーる」
「しょっぴんぐ、もーる」
…ん?しょっぴんぐ、もーる…?
「ショッピングモール!!」
ミカはショッピングモールのトイレがいいってことだね?!
わかりあえたことが嬉しくて、ミカに手のひらを向けた。
するとミカは、私の手のひらに、自分の手のひらを静かに重ねた。
ちょん、と触れ合うだけのハイタッチ。
思いが通じた気がして、嬉しかった。
一生懸命、自分の気持ちを私に伝えようとしてくれていることも嬉しい。
伝わりにくいなら、伝わるまで。
全力でカッコイイ。
わたしより、わたしより小さいミカの方が、強くてカッコイイな。



