「ほら、おいで」



今の私はきっと、嬉しさと恥ずかしさのコンボで顔が赤くなっているだろう。

一度ツリーに視線を向けて、それからもう一度、織の瞳を見つめた。


私の照れがうつったのか、織は一瞬だけ目を泳がせる。


ふぅと、息を吐くと、白いモワモワがふわっと飛び出した。



「……じゃぁ…死ぬまでで…お願いシマス」

「………わかり…、マシタ」



ぎこちないふたりの会話をごまかすように、降り続ける雪。


……幸せだ


その時ふと、そう思った。


ふたりで静かにカラフルなツリーを見上げる。


そして今更、周りの視線が私達ふたりに集中していることを知り、恥ずかしさで全身が熱くなった。

きっとそれは織も同じ。



「………」

「………」



ふたりして恥ずかしさでしばらく動けず、石のように固まっていたのでした。