「……白じゃなくなった」
織が小さくそう呟いたのが聞こえた後すぐ、私の左頬に柔らかいものが触れた。
……ん?
時間がゆっくり流れるみたいに、雪がゆるりと落ちてゆく。
「……あたた…かい…」
なぜか、ぽつりと出た言葉が、それだった。
織の前髪が頬に触れて、少しくすぐったい。
長いようで短い、キスだった。
「……ふっ……」
優しい笑い声がして、ツリーから織へと視線をうつす。
寒さのせいか、キスのせいか、織の頬はほんのりピンクにそまっていた。
織は口の端をかすかにあげて、ふわりと笑う。
「……立夏が俺を必要としてくれるかぎり、…そばにいさせてください」
……うぉぅっ
は、……破壊力がすごい
HPなんてもうとっくに尽きている。



