「なっ…なに急に〜…あははっ、忙しかったんだから、織は悪くないもん」
…そうだよ、織は悪くないもん
忙しいのに私がしつこく連絡したのがいけなかったんだから、もう気にしなくていいのに
「……ちがう」
「……え…?」
……なにが…ちがうの?
「立夏と会うのが…怖かったからだ」
いま耳に入ってきた言葉は、聞き間違いだと思った。
だって、織がそんなこと言うはずないもん。
だって幼なじみだよ?
ずっと一緒にいたよね
__織は私と会うのが怖かった_?
そんなわけ…ない……ないよね…?
だってそうじゃなきゃ……今まで一緒にいて楽しかったのは私だけになっちゃうや
「………っ…」
いつから?ずっと、そう思ってたの?
かけがえのない存在だと思っていたのは私だけだった?
学校で笑いあった日々も……今日こうして一緒に過ごした時間も…
……織にとっては苦しかった…?
…どう…して?