圭兄と付き合うことになったけど、叔父と叔母には内緒の関係。家で普通に接するのが難しかった。だってすぐ圭兄を見ちゃうし、しゃべりかけたくなっちゃう。でも私は我慢した。きっとこの関係が叔父さんと叔母さんが知ったら私はこの家にいられなくなるだろうから。

1月になり高校入試の時期になった。私は圭兄にもっと近づきたくて宮崎西高校の理数科を受験することにした。学校の先生からも「お前なら絶対大丈夫だろう」と言われたし、睡眠時間を減らして必死に勉強した。

 勉強してると時々圭兄がココアを入れて持ってきてくれた。そして後ろからぎゅって抱きしめてくれた。そして「充電完了!」って笑って言ってくれたり、キスをしてくれたりした。圭兄が応援してくれることがうれしかったし、だからこそがんばれた。

宮崎西高理数科は宮崎で1番の学校。プレッシャーがなかったと言えばうそになるけど、なんとか入試を突破して理数科に合格した。