【短編集】 and You.


突然の振動にビックリして目を覚ました。
枕元に置いておいた携帯が小刻みに動いている。

誰からだろう?
手に取ってディスプレイを見ると、着信履歴に彼の名前。
どうやら取り損ねたらしい。

時間は夕方4時少し前。

今日は土曜日。
普段の疲れを取るべく、昼間から布団に包まってた。
日向って気持ち良いよね。
夏だったら日焼けしたくないし暑いしで、そうそう日向ぼっこなんてしないけど。

大事な用件だろうか?

出来れば、2度寝3度寝といきたいところだ。
相手が彼でさえなければ。
気になってゆっくり寝れそうにないし。