頼くんを堕とす方法

今、いいよって聞こえなかった…?





ゆっくりと振り向いた頼くんの表情に体が凍りつく。




「…よ、頼くん…?」





小声で名前を呼ぶと踵を返しそばまで戻ってきた頼くんを見上げる。






「もちろんタダでとは言わないよね?野々宮莉子ちゃん?」



「っ…!」



「…楽しみにしてるよ」






ともろに作った笑顔を見せつけると離れて行った。





野々宮莉子ちゃん………だって!!!!






うそっ…わたしの名前覚えてくれたの!?




…ふふっ……やばいな〜!