頼くんを堕とす方法

じゃ告白を断った理由は、わたしという彼女がいるから…?



そういうことだよね?






いなくなった頼くんの姿を思い浮かべては顔の筋肉が緩む。





「…し、幸せすぎて死にそう…」





ヘロヘロとその場に崩れ落ちたいところだけど、場所が場所なだけに力を入れる。






そのまま軽い足取りで家路についた。




ま、これで野々宮莉子という存在は、頼くんの中に認知されたはず!





名前までは覚えてもらってないだろうけど。






いやいやいや、そんな贅沢は言わない。





存在を認知してもらっただけでじゅうぶんすぎる。