頼くんを堕とす方法

「急がないと」






バタバタ走って下駄箱に着くと、壁に寄りかかりながらスマホを触る頼くんがいた。




うっ…なんだ?あの絵になる姿は…っ。





頼くんはどんな姿でもかっこいいから困るよ。




ジーっと見惚れていると、顔を上げた頼くんと目が合った。






「遅すぎ。どんだけトロイんだよ」




と文句を言われても今は全然平気。





むしろ、そんな文句や悪口でさえ嬉しい。




なんて思ってしまうわたしは相当重症っぽい。






「行くぞ」





と歩き出す頼くんの後を急いで追う。