頼くんを堕とす方法

小さくなる背中に名前を呼ぶと足を止め振り向いてくれた。




そんな些細なことにも感動してしまう。





「下駄箱で待ってて!すぐ行くから!」





そう言うとなにも言わず歩いて行った。





待っててくれる…よね?



だって、頼くんのスクールバック…





わたしが持ってるんだもん。





どうしよう…頼くんの私物が今ここに…!!






夢、じゃないよね?




ニヤける顔を抑えつつ、ダンボールを資料室まで運んだ。






待たせすぎるとなに言われるかわからない。