頼くんを堕とす方法

日に日に増していく頼くんへの想いをどう対処すればいいのか、ほんとに頭を抱えるレベル。





「莉子ちゃん!?」




紬と並んで校門を出た時、どこかで聞いたことあるような声に名前を呼ばれ足を止める。





「っ…沙耶、さん…」






そこには沙耶さんの姿があり、周りが騒いでいたのは沙耶さんのことだったんだとわかった。




沙耶さんの存在に驚きを隠せずにいると、可愛い笑顔を作ったまま近づいてきた。






「やっぱり莉子ちゃんだった。人違いだったらどうしようと思った」





と安堵の表情さえも可愛いし綺麗。






わたしがこの人に勝てる部分なんて、なに一つないのがわかるからつらい。





「頼待ってるんだけど遅くて…莉子ちゃん知らない?」



「…同じクラスじゃないのでわかりません…ごめんなさい」