律くんはわたしの手を取ると楽しそうに歩いていく。





こんなこと困る……




けど、律くんの真っ直ぐな気持ちを拒否はできない。





でもこれって、浮気…に入るのかな?






頼くんとはやっといい感じになってきたのに、律くん絡みで壁や亀裂なんて入ったら……







「律くん、やっぱり無理だよ」





頼くんを裏切れない。





「そんなに頼が好き?」



「え?…」



「……頼はやめといたほうがいいんじゃない?多分莉子ちゃん時期に振られるよ」



「っ…そんなことないよっ」