頼くんを堕とす方法

それが頼くんの手だということはすぐにわかった。






「頼くん、好きだよぉぉ。大好きだよぉ」





そんなことされたらもう…



この気持ちを止めることなんてできない。





好きだけが増していく。






だけど、頼くんがどんどん優しくなっていくから、わたしの気持ちが全然追いつかない。






気持ちに余裕のないわたしとは反対に、優しく頭を撫で続けてくれる頼くん。





まるで泣きじゃくる子供をあやすかのよう。






「そろそろチャイム鳴るし、遅刻扱いされる前に教室戻れ。ただでさえ日数危ういだろ」



「うん、そうだよね」




離れがたいけど、これ以上の遅刻欠席は許されない。