頼くんを堕とす方法

そう言いながら近づいてきた頼くんを廊下の端に連れ出した。





「お礼…言いたくて」



「お礼…?」



「…ありがと……ほんとにありがとう」






感謝の気持ちを口にすると、涙があふれて大変。




泣くつもりなんてなかったのに…





頼くんの顔見たらダメだった。






きっとこんなわたしに頼くんはうんざりしてるはず…





理由なしにお礼言われても困るよね。






なんのこと?って感じだろうし…。





「……ん。わかったから、とりあえず泣きやんで」






と頭になにかが触れる。