頼くんを堕とす方法

「頼くん?どうしたの?」





立ち上がりながらそう尋ねると、教室に入ってきた。




「次の体育、俺のクラスと合同だろ。サボんの?」






あ、そういえば合同だった。




見ると頼くんもジャージ姿だ。





「あ〜…わたしはいいや。ちょっと体調悪くて」





なんて嘘…




本当はつきたくない。





でも、嫌がらせされてることを頼くんに知られるのはもっと嫌。






「…ふ〜ん……あのさ、」





そこで言葉を止めた頼くんに首を傾げる。