頼くんを堕とす方法

それから2日後のこと。




昼休み、紬とお弁当を広げていると珍しく青野くんの声が聞こえてきた。






「莉子ちゃん、ちょっといい?」



「わたし?」





廊下に出ると青野くんの瞳と重なった。




「頼のことなんだけど」



「頼くん?」



「実は今日休んでてさ…風邪、引いたって連絡あった」



「…そう、なんだ」



「一昨日、バカみたいに水遊びしたし、そのあとは雨に濡れて帰ったし……風邪引くよねって話し」






ま、うん…だろうね。




それにあの時、わたしもそういうこと言っちゃってたし…それが現実になったんだね。




……風邪、ひどいのかな。