頼くんを堕とす方法

「この言葉で色んな女の子落としてきたけど、莉子ちゃんには使えないね」



「ふふっ、ごめん。でも嫌いじゃないよ」



「ん。とりあえずどっか入って話そ」





と入ったのはお茶ができそうにないファミレス。




てっきりカフェにでも入るのかと思ってたけど、どうやら律くんはわたしの考えの斜め上をいくらしい。






向き合った形で座ると、メニュー表に手を伸ばした律くん。




「頼、あのあとなんか言ってた?」




メニュー表を見たままそう尋ねてくる。






「…律はやめとけ…と」



「ふ〜ん。それだけ?」



「うん…どうしてそういうこと聞くの?」



「……俺、頼に嫌われてるんだよね」