頼くんを堕とす方法

「この前はどうも。頼じゃなくて律です」




と微笑む律くんにとりあえず頭を下げた。



…あのホテルの件、律くんだったんだ?





通りで話し方に違和感があったんだ。




「律、お前もう帰れ。こいつと話すとバカが移る」





バカが移るって…ひど。






「はいはい。じゃまたね、莉子ちゃん」



「あ、うん。また…」





莉子…どうしてわたしの名前を?





と不思議がっていると、頼くんの声が耳に届いた。






「律にまで媚び売るとはな…呆れてものも言えない」



「なっ!…あれは律くんのほうから「名前…あいつの名前、お前は呼ぶな」