なんて強がって言ったけど、本当はまだ結構痛む時がある。






派手に動いたりすると痛むことがあるわたしの体は年齢より歳をとっているのかもしれない。




若いし、その分治りも早いと思っていたけど、ここまで長引くとは…。






「おい…」



「頼くん!?どうしたの?」





放課後のグランドで紬と体育祭に向けての慣らしをしていた今、スクールバックをダルそうに持った頼くんが登場。







紬は気を利かせてくれたようで距離を取ってくれていた。






「リレー出るって聞いたんだけど」



「あ、うん!そうなの!」



「バカじゃねーの?」



「え?バカ?」