頼くんを堕とす方法

なんて、さっきの頼くんの言葉を聞いたわたしは心が揺らぐ。






というより、もう怒りは全くない。




だから、仲直りをしたい。






いつものように冷たい視線を向けられ、上から暴言を吐かれる生活に戻りたい。






て、ちょっと変態みたいだな、わたし。





でも、ほんとにそう思う。







あの頼くんの彼女を務めるにはこれくらいの気持ちがないとやっていけないのだ。





そうとなれば、明日謝るぞ。






と拳を作ったと同時にカーテンが開かれた。





「あら、起きてたの?」