朝、太陽の光が薄らと目に入ってきた。 少し残る寒さに裂け目をいれながら自転車で坂を下っていく。 私の両親は過保護だ。 2人の求めるいい子ちゃんを演じてきた。 もちろん、全て嫌なわけではないけど正直息苦しさを感じる。 だから、少しだけ足枷を脱いでみたいと思った。 普段学校に行く時にしか乗らない自転車を週末に出して駅とは逆方向に向かった。 ずっと親の言いつけを守ってきた私にとって反逆に近いことをしてる感覚。 夜中に抜け出さなかったのは後ろめたさからだった。