ななちゃんの前に置いてある、多分、ななちゃんが作った青いミサンガ。
ちょっといびつだけど、手作り感が出てて、いい感じ。
いい感じのミサンガを持って、調子に乗った俺は、手首を差し出す。
「ん。」
「……え?」
ななちゃんが、目の前にある手首をガン見。
調子に乗ってる俺は、誰にも止められやしない。
「……はい。」
「……。」
すごいことを、やろうとしてる。
俺、なに考えてんだって、自分でも思うけど。
『恋は仕勝ち』だから。
仕掛けたほうが勝つなら、俺は仕掛ける。
遠慮なんて、しない。
「……え、」
「……つけて。ミサンガ。」
「……」
ななちゃんが黙り込んだから、調子に乗りすぎてんのかもって、なんとなく焦る。
俺の仕掛け方、……間違ってる?



