おどおど姫と甘い恋♡




廊下はたくさんの生徒で賑わっていて、すでにお祭りムード一色。


教室に戻って、1歩入って、すぐに気づいた。



ななちゃんが……いる。


しかも、1人で。


だけど机は4つくっつけられてるから、そのうち他の3人も来ることが、わかる。


話しかけるなら、今のうち。


多分、今が1番のチャンス。


遠慮はしないって決めたから。


まじで俺、がんばるって、決めたから。


緊張してる場合じゃない。


大丈夫。


迷いはない。



「簡単かわいいミサンガの作り方。」

「……」



後ろから、覗き見た、本。


ミサンガの作り方が載ってる本は、パッと見、わけがわからない。


いや、つーかなにこれ、まじでわけわかんねぇ……。



「……すげ。これ、……暗号?」

「……」



開いてあるページには、わけのわからない図と、説明。


不覚にもその図に興味を持ってしまって、後ろから、まじまじと本を見る。



「…これ。この図、意味、わかんの?」

「…、」