「大ちゃんだー!やっばい、大ちゃんだー!」
棒付きの飴を咥えている春子ちゃんは、テンションが高い。
つーかいっつも思うけど……こいつらギャルすぎて、怖ぇんだけど……。
「大ちゃん、今度春子とデートしてやってよー」
「ぇ、やだ……。」
「なんで、いーじゃん、減るもんじゃないし」
「減るし、」
「ぎゃはは、大ちゃんどんだけ真面目だよ!」
「……。」
怖いっつーか、うるせえ……。
んで、イマドキの女子高生……軽い。
あの子も……ななちゃんもこんな軽いんかなって、一瞬思ったけど。
絶対違う。
あの子は絶対、軽くない。
いや……でも軽くないってことは、菊の弟のことすごい大事にしてるってことなんかなって。
考えたら……なんか、……
「……。」
それはそれで……やだ、な。
軽いのもやだし、軽くないのも今はやだ。
さっきまでテンションアゲアゲだったのに……俺の心、……複雑。
……アゲアゲとか、初めて使ったかも。



